こんにちは、各種ハサミ製造販売の美鈴ハサミ株式会社のホームページです。

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切れなくなった時には

ハサミについての知識を深めるコーナーです。

ネジの調整ネジの調整

研ぎ直し研ぎ直し

ラシャ切り鋏が切れなくなったら

ご使用により切れ味が悪くなる原因はおもに2つあります。
まず刃の摩耗により切れなくなる、もう一つはネジのガタつきです。長年ご使用になられますと、どんなハサミでも刃の摩耗は避けられません、摩耗の度合はそのハサミの素材や仕上げにより左右されますので一概には言えませんが、切れ味の落ちたハサミを使い続けるのはハサミの為にも、また布製品の仕上がり具合にも良くありません。刃が摩耗して切れ味が落ちたなと思われましたら早めの研ぎ直しをされることをお薦めいたします。
ネジのガタによる場合は切ろうと思っても布を噛んでしまい(刃で布を挟み込む)思うように切ることが出来ません、このような時にはこのネジ部を調整されることで切れるようになることがあります。いずれにしても長く使用されていますとガタが出やすいので、定期的に調整されるのをお薦めします。

握り鋏が切れなくなったら

切れなくなったハサミの裏面の刃先が摩耗して白く光って見えます。小刃の角度を良く見て仕上用の砥石で研ぎます。刃の裏側は絶対に研がないようにして下さい、下手に研ぐと余計に切れなくなりますのでご注意して下さい。握り鋏は刃と本体が一体となる特殊な形ですので非常に研ぎにくく、また調整も難しいので、出来るだけハサミの専門家に任せましょう。

◎美鈴ハサミでは研ぎ直しも承っております。
研ぎ直しサービス



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ネジの調整方法

ガタが出てきた場合はプライヤー、矢床などで適度な硬さになるようにネジを締めて下さい。(締めすぎにご注意下さい)締めてもすぐにゆるむ場合は、ネジ自体が摩耗していますので専門家に任せて、ネジの交換をしてもらって下さい。調整の後、布を切ってみて切れるかどうか確認し、切れない場合は刃の摩耗が考えられますので、研ぎ直しをしてみて下さい。



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刃の研ぎ直し

研ぎ直しは、なるべく専門店や研ぎ屋さんに任せた方が安心です。(ナイフや包丁の研ぎ屋さんでは、ハサミの研ぎは出来ないところもあります。小刃だけでしたら構いませんが、裏研ぎは特殊な技術なのでご注意下さい。)
もしご自信で研がれる方は次の点に注意して挑戦してみて下さい。


刃の研ぎ方


(1)刃を開き(ネジはゆるめないで下さい)、小刃だけを仕上用の砥石にあて、この時小刃の角度に合わせます。(研ぎの角度は約45度が理想です。)

(2)刃の裏側は絶対に研がないようにして下さい、下手に研ぐと余計に切れなくなりますのでご注意して下さい。

(3)片方の刃が研げたらもう片方の刃も同じようにして研ぎます。

(4)両方の刃に「かえり」ができるまで砥ぎます。

(5)刃をゆっくりと静かに閉じてください、「かえり」が取れ、スムーズに噛み合うようになります。



◎美鈴ハサミでは研ぎ直しも承っております。
研ぎ直しサービス



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